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【9】  コリン・ファース

新作『ラブ・アクチュアリー』、観に行ってきました。ミステリー作家ジェイミーは『ブリジット・ジョーンズの日記』のマーク・ダーシーと少し似てましたね。恋人を他の男にとられて傷ついていて、ゆえに女性には距離を置てしまって、知的で、不器用で。『イングリッシュ・ペイシェント』『恋に落ちたシェイクスピア』あたりの役のイメージが定着しちゃったらヤだなぁと思っていたのでとりあえず嬉しいです。こういう役でメジャーになれてほっとしました。

日本ではコリン・ファースってやっぱり『高慢と偏見』もしくは『ブリジット・ジョーンズの日記』から認知されるようになったと思うのですが、つまりこの二作がすごく女性に受けたってことですよね?『高慢と偏見』は私も大・大・大好きなので別に疑問には思いませんが、『ブリジット・ジョーンズの日記』以降のコリンの役って、若いお嬢さん方に「コリン・ファースいい!素敵!」と言わせるほどのものである、ということにちょっと首を傾げてしまうんですけど。いや、別によくないっていうわけではなく。

二十年前に『アナザー・カントリー』を観て以来、ずっと「コリン・ファースが好きだ!いい俳優だ!」と思い続けてきた私としては、是非ともこの作品と、もうひとつ、『ひと月の夏』を観ていただきたいです。すっっっっごく素敵ですから。基本的には変わってないんですけど、若すぎて違和感があるかもしれません。でも是非。

1985年の夏、TVのコマーシャルで見た「いかにも英国」という感じの映像が気になって、暑い中渋谷へ出かけて行きました。友達は興味なさそうだったので、誘わずにひとりで。内容をよく知らずに行ったため、代表って何とか、なんでそんなことで鞭打ちされなきゃならないんだとか、クエスチョンマークのかたまりになりつつも、コリンが演じたジャドのかっこよさに夢中になり、ストーリー及び主役のルパート・エヴェレットはどうでもよくなってしまいました。頭がよくて自信たっぷり、にもかかわらずオレ様な性格では全然なく、ベネットやウォートンにみせる優しさといったら。ジャドは本当にいい男だと思います。

当時、スクリーンやロードショーなどの映画雑誌もコリンの演技の素晴らしさを認めてはいたのですが、記事としてはあまり取り上げてくれず、私はちょっとした情報飢餓状態になっていました。なので、『アナザー・カントリー』のビデオが発売されると知ったときは即予約。さらに、コリンは数ページしか載っていないことはわかっているのに、ルパート・エヴェレットの写真集も購入(いまだに持ってます)。その後もある筋の友人から、ジュネではけっこうカラーページにコリンの写真が載ってたよとの情報をつかみ、古本屋でバックナンバーを漁ったり・・・。日本のメディアはなぜあんなに彼を無視していたんだろう?

私がジャドのモデルのジョン・コーンフォードを追いかけてしまったのも、このような事情が影響しています。あの頃コリンがルパート並に取り上げられていたら、たぶんこのサイトに John Cornford のページはなかったでしょうね。今は、ジョンと、そして彼の一族を知ることができてよかったと思っています(でもちょっと根に持ってたりして)。

(2004/02/23)


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